みなさんは数学の公式をどのように覚えていますか?
今日は、数学の公式を楽しんで学べる方法をいくつかご紹介します。
公式カードを作って数学を楽しもう!
公式はただ単に暗記するよりも、公式の証明や成り立ちを理解する方が効率よく覚えられます。
そのために、表に公式を書き、その裏に導き方を書いたカードを作ります。
そして、それをノートにすらすら書けるようなトレーニングをするのが効果的です。
こうしたカードを作ると、ちょっとした時間にも練習ができ、公式化のための推論をしているあいだに、数学の考え方も身に付きます。
数学のおもしろさの一つは、この推論が思いのままにできるようになるところにあります。
逆に言えば、この面白さを実感すると数学が好きになり、実力も付いていきます。
公式が自然に使いこなせるようになる用途別の整理術
数学には公式がたくさん出てきますが、これらの公式をためておいて、試験前に一度に覚えようと思っても、短時間では全て覚えられません。
また、たとえ機械的に暗記することができたとしても、問題を解くときにうまく使えません。
そこで、各単元ごとに公式を用途によって整理し、「こういう場合は、この公式を」というように、すぐわかるようにノートにまとめておくと効果的です。
同時に、簡単な例題を書いておくと「こう使えばいいんだな」と、具体的にわかります。
できたら、その公式の導き方や、どういう条件のときに成り立つか、という注意も書いておきましょう。
公式は”親”と”子”の関係で系列化すると整理できる!
たくさんの公式を学んで、ある程度溜まったら、それらを発生の系列にしたがって整理しておくと、うまく整理できます。
整理法は、「”親”と”子”の関係」を使いましょう。
どの公式が親で、どの公式がその子になるのかをはっきりさせ、グループ化させましょう。
こうして整理しておくと、公式のランク、系列などが一目でわかり、たとえ一つの公式を忘れても、他の公式から自分で、忘れた公式を導けるようになります。
公式を使うカンを養うちょっとした確認
公式は問題を解くための道具であり、それが自由に使いこなせなければ、いくらたくさんの道具を持っていても役に立ちません。
問題集で公式を応用する練習をしますが、ただ機械的に公式をあてはめて問題を解くだけでは応用力が付きません。
公式を使う時は、なぜその公式を使うのが適切なのか、その公式が成り立つ条件がきちんとそなわっているかを必ず確認することが大切です。
こうした積み重ねが、公式を活用するカンを養います。
公式に疑問を感じた時はすぐに調べよう!
公式の証明や成り立ちに疑問を感じた時は、すぐに教科書やネットを使って調べましょう。
「後で調べよう」と思っても、後回しにしたことはほぼやりません。
また、疑問が出ている時が最も脳が働いていてモチベーションが高い時ですので、疑問が新鮮なうちに調べましょう。
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