漢字は入試やテストの得点源になります。
定期テストでも高校入試でも、漢字の読み書きを出題しないということはまずありません。
漢字は国語のテストに必ず出るうえに、100点満点中のだいたい20点程度の配点です。
知っていれば得点アップにつながる大切なものですので、得意分野にしておくと有利になります。
では、漢字はどのように勉強していけばいいのでしょうか。
まずは“読み”、それから“書き”を覚える
読めない漢字を書くことはできません。
読みも意味もわからない漢字は、ただの”線”と”点”の集まりです。
無意味な記号にしか見えません。
まずは声に出して読めるようになるのが先です。
読みが完璧になったら書く練習を進めます。
部首を意識して覚える
部首にはそれぞれ意味があります。
漢字自体を覚える前に、部首の意味を知ると、漢字が「記号」ではなく「意味のあるまとまり」になります。
部首の意味を確認したら、同じ部首の漢字をまとめてみましょう。
たとえば「うかんむり」の漢字シリーズ、「にんべん」の漢字シリーズというようにグループ分けをします。
記憶というのは他の事項との関連、結びつきが強いほど印象に残ります。
まとまりのないバラバラの漢字を、順番に関係なくひたすら紙に書いて練習するのは、効率の悪い勉強法です。紙に書いて練習するのは最終手段です。
グループ分けをしたあとに、先ほどの漢字の「読み」と同じように、漢字テスト帳で「書き」の確認をしていきましょう。
音読みも訓読みも両方覚える
「反」「飯」「板」という3つの漢字を例に挙げましょう。
どれも音読みにすると「ハン」です。
一方、訓読みにすると、それぞれ「そ(る)」「めし」「いた」になります。
こうすることによって、初めて意味もわかりやすくなります。
意味を考えながら覚えていく
漢字を覚えるのが苦手な方は漢字を記号として覚える傾向があります。
意味で覚えずに記号として覚えようとするからなかなか覚えられません。
ですので、漢字を覚える時は意味も一緒に覚えましょう。
一見、手間がかかる方法に思えますが、記憶としての定着の早さからいえばこちらの方が圧倒的に優れています。
分解して覚える
多くの漢字が、別の漢字の組み合わせから成り立っています。
窓→「ウ・ハ・ム・心」
親→わが子が心配で「木の上に立って見る」
東→「木に日が上がってくる方向」
このようにして、分解してパズルのように覚えましょう。
回数ではなく勉強する頻度を増やす
漢字練習で同じ漢字を30回書いて覚えたとしても、翌日に忘れる事が多々あります。
その場で覚えても、いつまでも覚えているとは限りません。
大切なのは、入試本番まで覚えている事です。
暗記項目を記憶するためには覚える回数ではなく、学習する頻度を増やしましょう。
今まで一度に30回書いていたとしたら、朝昼晩3回に分けて10回ずつ書いてください。
こうすることによって、記憶の定着がはるかに違います。
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