自分で問題をつくる
社会は先ず、用語を暗記することがカギです。
ここでは、脳科学者の茂木健一郎さんが行っていた勉強法を紹介します。
カードの表に、歴史の出来事などを3~4行の文章にして、暗記しなくてはならない用語を()にして穴埋め問題を作ります。
裏には、その答えを記入しておくのです。
穴埋めになっている部分は、すべてテストに出てきそうな重要用語になっています。
茂木さんは、この勉強方法で常に学年トップの成績をとっていたそうです。
その基本はやはり教科書です。彼は教科書での勉強を中心にしていました。
問題を自分で作るというのには、とても大きな利点があります。
それは、問題を作るという作業自体が、頭の中を整理するのにとてもいい訓練になるからです。
問題集をやっていくのは、すでに問題ができているので確かにラクですが、自分で問題を作る事が記憶の定着にもつながるのです。
用語を憶える
問題作りは、カードでもノートでもいいのですが、繰り返し思い出せる状況を作ります。
ここで注意したいのは、問題作りが目的になってはならないのです。目的はあくまでも問題作りではなく、憶えることです。
憶えるためには繰り返し暗記することですが、たまたま茂木さんは、常にそれをつぶやいていたそうです。
彼のお母さんは、彼がいつも部屋でブツブツ何かをつぶやいていたので「うちの子は頭がおかしくなったのでは?」と心配したそうです。
つぶやきながら憶えるのも効果がありますし、何度も書いて憶える人もいるでしょうか。
自分の一番憶えやすい効果の上がる方法で用語の暗記をして下さい。
この方法は特に社会と英語に有効です。
ゴロ合わせ
年表を憶える時によく活用するのが、ゴロ合わせです。
先ず、出来事を丸暗記してから年表の流れを暗記しましょう。
最近はゴロ合わせの暗記よりも、歴史は流れをつかむことが大切だと言われますが、まずは出来事を暗記することです。
ゴロは憶えるまで、毎日声に出して繰り返すのがいいと思います。
毎日寝る前に必ず1回は音読するとか、1日5つを10回音読するとか、自分なりに工夫してみましょう。
入試対策
社会の入試対策は、
①用語の基本問題を徹底的に暗記する
②わからないところは教科書や参考書で調べる
③過去問題を解く
④どうしても憶えられないところはノートにまとめる
⑤試験直前にそのまとめたノートをざっと見る
以上の順番で進めてみるといいと思います。
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