思い出すという作業は、頭のウェイトトレーニングだと思ってください。
これを行ってしまうと、記憶を引き出す力、つまり体でいうところの「筋肉」が衰えてしまいます。
思い出している時は脳がウェイトトレーニングをしている
ウンウン唸りながら思い出している時は、ちょうどバーベルを持ち上げるトレーニングをしている時と同じです。
どんどん唸ってください。
その時が、もっとも記憶力が鍛えられている時間です。
「もう覚えたから大丈夫だろう」と思っている項目も、どんどんテストをしてください。
テストをするたびにどんどん記憶が定着します。
テストというのは、模試や問題集を解く、という事だけではありません。
一度覚えたものを思い出せるかを判定できれば何でもいいです。
自分でオリジナル問題を作っても良いですし、単語の暗記カードを作っても良いでしょう。
つまり、答えが見えない状態でテストをする、という事です。
答えが書いてあると、とたんに脳は働かなくなります。
穴埋めすべき空欄があってこそ、脳が働いて、そこに何かを埋めようとします。
また、一度習った事は、1日以上空けてから必ずテストすることが大切です。
よく、勉強するときに覚えた気になって復習もしないでどんどん先の項目に進んでしまう人がいますが、これは傲慢な勉強の仕方です。
10分、20分前にやったことは誰でもある程度は思い出せます。それを「覚えた」と勘違いしてしまいます。
そして、いよいよ試験本番になると何もできない可能性があります。
その原因は簡単です。
覚えた気、できた気になっているその心に問題があります。
大雑把な性格は勉強にも仕事にも不利
できる人というのは、徹底的に守りに強い人です
念には念を入れる、いわゆる抜け目のない人は基本的に勉強もできますし仕事も良くできます。
わき目も振らず勉強するような、いわゆる向こう見ずな人は勉強もできないし仕事もできません。
守りに強くなるには、徹底的に、自分がどこまで覚え、どこまでできているかを確認することです。
つまり、すでに覚えた事やできた事も「本当に大丈夫か?」と常に自問自答して確かめる必要があります。
これを聞いて「面倒くさいなぁ…」と感じた人はいませんか?
そう感じてしまった人は、性格が大雑把な人です。
こういう人こそ成績に結果が出ないタイプであり、社会に出てから出世できないタイプでもあります。
自分の大雑把な性格は、ぜひ見直すことをお勧めします。
その性格は本当に将来、致命傷になります。
よかったらポチッと押して応援して頂けると励みになります!
この記事へのコメントはありません。