このページを見てくださった方は、「プログレス」を使っている学校に通われている生徒さん、保護者の方が多いと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、プログレスは公立学校では使われていません。
プログレスというのは、開成中学、麻布中学、東大寺学園、広島学院、栄光学園などなど、ミッション系であると否とを問わず、また男子校、女子高を問わず日本全国の私立中学で使われている有名な英語のテキストのことです。
そのプログレスの特徴は、
プログレスは文部省検定教科書に比べて圧倒的にレベルが高く、量も多い
ということに尽きます。
したがって、英語の実力をつけるにはたいへん優れた教材といえます。
また、文部省検定教科書でしばしば指摘されているような不自然な言い回しの英語がない、ということも大きな利点です。
中学生の皆さんは学校の教科書というのは偉い先生が集まって作った教材だから間違いがない、と思っているかもしれませんが、実はそんなことはないのです。
ことに、英語は英米人から見るとへんてこな英語が多いことが指摘されています。
にもかかわらず、いっこうに改善されないのです。
それにひきかえ、このプログレスはもともとロバート・M・フリンさんというカソリックの神父さんが書いたものですから、変な英語を学ばせられる危険はないです。
また、内容も、文法があり、会話があり、長文がありと多彩です。
しかも、長文はなかなか面白い話がたくさん詰まっていて、アメリカやイギリスの文化についても興味深く学べるようになっています。
しかし、そのぶん、本腰を入れて勉強しないと置いてきぼりにされて、後で苦しむことになります。
ブック1から3までが中学生用ということになりますが、事実上ブック1と2で中学校の範囲は終わり、ブック3では高校レベルに入ると考えてよいでしょう。
プログレスは以前は発行元に申し込めば誰でも購入できました。
しかし、現在はプログレスを教科書として使っている学校以外の生徒さんは入手できません。
また、
学校がプログレスを使っている場合は、ほかの教材に手を出したり、英語の塾・予備校通いはやめておいたほうが無難
ということです。
よほど優秀で余裕のある生徒さんならともかく、そうでないのなら少なくとも中学生時代はプログレスだけに絞って勉強したほうがよいのです。
というのは、それこそ塾・予備校の教材とプログレスでアップアップになってしまうからです。
どちらも中途半端になったら目も当てられません。
それに、プログレスだけを完全マスターできればどれだけで十分な英語力がつきます。
英語に関しては相当優秀な中学生です。
実際、プログレスをブック3までマスターした中学生は英検の準2級(高校二年程度)には苦もなく合格してしまいます。
ですから、どうしても英語の塾・予備校に通いたいのならプログレスのコースを持っている塾・予備校にしておきましょう。
家庭教師をつけるにも、プログレスを使ったことがある教師でないと、見たこともないとなると指導もできません。
私の場合、近くに私立中でプログレスを使っている学校がないため、訪問の指導のご家庭はプログレスを使っての指導はありません。
ですが、オンライン家庭教師として全国で教えている生徒さんには数名プログレスを使って英語の指導をしています。
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