英語は、一言でいえば「ものまね」です。
どういうことでしょうか。
赤ちゃんと同じことをすると英語ができるようになる
英語の勉強を考える時に、つねに考えてほしいことは、あくまで「英語は言葉である」ということです。
つまり、そういう意味では「日本語と同じ」という事です。
ですから「英語をどうやって勉強したらよいか」を考える時は、「日本語をどうやって勉強してきたか」を考えれば良いのです。
みなさんは、日本語をどうやって覚えてきたのでしょうか。
生まれてきた直後は、泣くことしかできなかったのに、どうやって単語を覚え、挨拶を覚え、会話ができるようになってきたのでしょうか。
おそらく、周りの大人たちの言葉をまねすることから覚えていったのだと思います。
赤ちゃんは、ママの真似をすることで、少しずつ言葉が言えるようになり、さらに大人たちが教えてくれる言葉を真似していきながら、少しずつ身の回りの言葉を覚えていきます。
言葉は、「外から内に入ってくる」ものです。
周りの人が使っているものを、少しずつ自分のものに変えていくのです。
ですから、言葉をマスターするためには、周りの人が使っている言葉をまねしていくのが一番なのです。
赤ちゃんと同じことをするのは恥ずかしいと思いますが、英語の勉強だけを考えると、日本語を学び始めた赤ちゃんと同じです。
特に学び始めは、とにかくひたすらまねをする。
「英語とはものまねである」という事を、まず最初に覚えておいてください。
ものまねは「徹底的」に!!
まず、ものまねをする為に最初に必要なものは「教科書」です。
まねをするときに気を付けてほしい事は、以下の3つです。
1.どこを強く読み、どこを弱く読んでいるのか
英語は日本語と比べて、強く読むところと弱く読むところがはっきり分かれています。
強く読むところは、少し大げさにまねしてみましょう。
2.どこで区切っているのか
国語の教科書を読む時は、みなさんは自然と区切りながら読んでいます。
区切りは「意味のカタマリ」ごとに起こります。
日本語では構造が身体にしみついているのですね。
でも、英語ではそうはいきません。
「意味のカタマリ」を理解して文の構造を自然とつかめるように、まずは区切りに注意して聞きましょう。
また、どこで息つぎをしているのかも、そのヒントになります。
意識しながら聞いてまねしてみましょう。
3.どういうリズムで読んでいるのか
日本語にはあまりリズムがありませんが、英語はリズミカルな言語です。
独特のリズムがあるのです。
一つ一つの言葉をまねするだけでなく、文章全体に流れているリズムを身体で刻みながら聞き、まねをしてみましょう。
どうでしょうか。
この3つ以外にも気を付けてほしいものはいくつかありますが(たとえば、単語どうしがくっついて読まれることなど)、それは文章が長くなって聴き取りにくくなってきてから意識すれば大丈夫です。
そして、この3つに共通しているところは、「日本語との違いを意識する」ということです。
すでに日本語という1つの言語を持っている私たちにとって、日本語との違いこそが、英語の特徴になります。
日本語にひっぱられずに、「日本語と英語は違う」という前提のもとで、「どこが違うのか」を考えながら取り組みましょう。
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