今日は読解力についてお話ししたいと思います。
私は、常日頃生徒さんたちに「勉強において読解力がすべての基本だ!ヒマがあれば、ゲームやテレビではなくて読書をしよう!」と言っています。
“本の虫”や“活字中毒”になるぐらいに読みまくることをオススメします!
作家の井上ひさしさんは、立派な活字中毒だったらしくて、読むものがなくなると、パンフレットや広告のビラのようあものでも、とにかく何かを読んでいないと落ち着かなかったそうです。
これくらい本の虫を目指すといいと思います。
では、なぜたくさんの本を読む必要があるのか?
その理由は、どんな内容の勉強をするにしても、大切なのは読解力だからです。
問題文を正しく読むことにも、読解力は必要になります。
読解力を必要としない勉強などは、ひとつもないのです。
数学や物理でも、参考書を読んで内容を理解するためには、やはり読解力が必要になります。
国語こそあらゆる学問の基本になっていると私は思います。
私は、国語の成績は悪かったものの、小さな頃から本を読むのは好きだったため、それなりに読解力はあったと思います。
本で読んだことがありますが、米国ミネソタ大学のウェンディ・ジョンソン博士の有名な研修があります。
18歳から79歳までの人を対象にして、総合的な知能についての研究を行いました。
知能には、数理的な知能や、空間把握にかんする知能、反射的な知能など、いろいろな種類があるといいます。
総合的な知能に関して言いますと、「文章を読む力」との関連が一番高かったそうです。
文章が読めなければ、問題文や、出題者の意図もわからないです。
そのため、トンチンカンな答えしかでないことになります。
読む力は、どんな分野でも、どんな内容でも必要な力であると言えます。
中学生以上の国語では、「評論文」などという、非常につまらない文章を読まされることが多くなります。
評論の中にも、面白いものはありますが、それほどワクワクして読めるような内容ではありません。
そのため、こんなものばかり読んでいると、読書が嫌いになってしまいます。
別に評論にかぎらず、何でも好きなものを読めばいいと私は思います。
教えている生徒さんにも、「漫画でもいいから、まずは本を読もう!」と言っています。
私の大好きな手塚治虫さんの漫画には、ものすごい深い哲学的な洞察が描かれていたりして、非常に参考になる。
苦手で嫌いな科目については、私たちは、その科目を敬遠するようになります。
ところが、国語に関しては、敬遠してはいけません。
この科目は、あらゆる科目の基本となる読解力を養うのにどうしても必要で、好き嫌いを別にして、たまにはちょこちょこと勉強しておいたほうがいいと思います。
長くなりましたが、今日から家にある本をひっぱりだして読んでみよう!
それを明日も読んで、明後日も継続してみよう!
そんなふうに、毎日毎日継続することで、読書の習慣が付き、主要科目全体の成績アップにつながる鍵となると私は思っています。
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