毎年やってくる出会い別れの季節。
今年は7名の受け持ちの生徒さんが卒業しました。

卒業おめでとう！

卵のからをやぶって、ひな鳥が黄色いくちばしをあけ、親鳥が虫をとらえ、口うつしに餌を与えます。
何か月かたちました。
ひな鳥は羽を広げ、バタバタと羽ばたきの練習です。
巣立ちの日が近づいたのです。
ある日とつぜん、巣から飛び立ちました。
この日から、誰にも頼らずに自分で生きていくのです。

私たち人間も同じです。

中学生の3年間は、「羽を広げてはばたきの練習」をする期間なのです。
近づく巣立ちの日のために、たくましく飛び立つ日のために、がんばりぬく時代なのです。
そして、今年は7名のひな鳥が夢に向かって飛び立っていきます。

若者には未来があります。夢があります。
いろんな可能性を秘めています。
どういう方向にでも進むことができるのです。
親や教師は、きみたちが大きく成長することを心から願っています。

4月から高校生です。
義務教育ではありません。
これからは、周囲の大人たちから、また新聞やテレビ、インターネットなどから、いろんなヒントを得て、自分の将来の生き方を、自分の頭でじっくりと考えることができるようになってください。

私から一つの言葉を送ります

“A tree is known by its fruit.”

「木のねうちは、そのつける実によってわかる」という意味です。

あなたは、あなたという木に、どんな素晴らしい実をつけてくれますか。
これは、一生涯かかってする仕事です。

エジソンは、蓄音機・白熱とう・映画など、つぎつぎと発明していきました。
生涯、彼がとった特許は1200です。
このことは、一人の人間のもつ可能性の大きさを教えてくれます。

可能性は無限大！
みなさんも将来、どんな実を、どれほど多くつけるか楽しみにしています！

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