日記

「できない」という思い込みが「できない子」をつくっている

私が中学の時の友達の話になりますが、その友達は中1のときから、ずっと学年のトップでした。
ところが、中3になって、最初のテストで3番に下がってしまった。
それがショックで、すっかり自信をなくしてしまい、そらからは成績は下がるいっぽうで、二度と一番にはなれずに卒業をしてしまいました。

もし、その友達が「みんな頑張っているんだな。よし、次のテストでは負けないぞ!」
とプラス思考で考えたら、いままで以上に自分の力を伸ばせたと思います。

反対に、私の教えている生徒さんでテストで60点の壁を一度も越えたことがなかった子が、あるとき国語で70点もとってしまいました。
その時は、7の字が光って見えるぐらい、嬉しくて嬉しくて飛ぶように喜んでいた姿を覚えています。
それがきっかけで、国語だけは毎日欠かさず勉強をし始めました。

次のテストで返ってきた解答用紙には、なんと89点という点数がついていました。
このことが、「やればできるんだ!」という自信を生み、ほかの科目の成績も少しずつ上がっていきました。

3番という順位につまずいた私の友達と、60点も取れなかった生徒と、どっちが「できる子」で、どっちが「できない子」か、判断がつきますか?
この世界には、「できる子」も「できない子」もいないと思います。
一人ひとりが無限の可能性を秘めていて、その可能性にチャレンジするか、しないかだけの違いだと私は思っています。
チャレンジしようというプラス思考をもてるかどうか、それによって、生徒たちの可能性はいくらでも大きくなるし、ほとんどなくなってしまうことだってあります。

発明家のエジソンは、小学校を中退しなければならなかったほど、ひどい劣等生でした。
理解できる人は世界中に12人しかいないという相対性理論を考え出した、ノーベル賞物理学者で、20世紀最高の天才と呼ばれたアインシュタインも、子供のころはたいへんな劣等生でした。
「知恵遅れかもしれない」と、両親はとても心配したそうです。

彼らに共通するのは、自分を「できない子」とは決して思わなかったことです。
常にプラス思考で、チャレンジ精神を持ち続けたこと。
もし、エジソンが自分を「できない子」と思い込んでいたら、のちの数々の大発明はなかったと思います。

誰にも、自分を「できない」と思っていい権利なんてないんです。

私も生徒さんと接するときは、自分の可能性を信じてチャレンジ精神で勉強に取り組んでもらえるような言葉がけをしています。







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