読み手がわかりやすいように
文章を書くコツで一番大切なのは、「読み手がわかりやすいように気を配る事」です。
難しい表現や、難解な漢字を使ったりしてカッコイイ文にしようとする必要はありません。
それは自己満足で傲慢な文章です。文章はプライベートの日記以外、人に読んでもらうために書くわけです。
それを敢えてわかりにくく書くのは矛盾しています。シンプルに言えばいい事でも、わざと回りくどい表現のわかりにくい文章は親切ではないでしょう。
特に難しいことばや表現を使うことで、自分の知識をひけらかすような文は褒められるものではありません。
文を書き終わったら必ず読み返してみて、この文の読み手になってみて、この表現がわかりやすいか検証してみましょう。
わかりやすく説明する
文章の下手な人のパターンとして「言葉が足りない」事もよくあります。
「これだけ伝えれば読み手もわかるだろう」と勝手に思い込んでしまい、読み手の立場を無視して説明不足の文になってしまうようです。
一度読んだだけで、すんなりと頭に入る文章が読者にとって親切な文章なのです。
そこには5W1Hがきちんと入っているか?漢字やことばの使い方は正しいか?
その文章の表現で読者には理解できるか?など、確認してみてください。
口頭で説明するのは簡単ですが、文章は誰がいつ読んでくれるのかわからないものです。
いつ、誰が、どこで読んでもわかるような、わかりやすい文章を心掛けましょう。
本を読む
文章を書くためには、お手本が必要です。習字を習うには、先ずお手本があってそれを見ながら習いますし、ダンスをするにも、先生のお手本を見て練習します。
文章のお手本は書物です。書こうとしている文のジャンルの本を読んで書き方などをマスターするといいでしょう。
つまり、たくさんの本を読む事でたくさんの表現やことばを学ぶことができるのです。
文章を書いているときに、ああこんなことを言いたい・・これはあの本の中にあった、あの表現方法やことばを使おう・・と、
数学の公式や英語の文法を思い出すかのように頭の中に浮かんできます。
そしてそれが自然に自分のことばとして表現できるようになると、スラスラとこ文章が書けるようになります。
まるで、数学の難しい応用問題を解けたかの様に。です。そして、文章を書くことが楽しくなってきます。
文は頭で考えて書くというより、勝手に手が動くようになるのです。
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