「理論的思考」と「感覚的思考」
数学は理性、英語は感性を養う学問であり、国語は両方の理性+感性=咀嚼力を養う学問と考えられます。
もちろん数学の学習が感性を養う部分もありますし、英語の学習が理性を養う部分もあります。
分析思考型人間は物事を感覚的に捉えることが苦手です。語学を習得するのに理屈を交えてしまって、直感的に覚えたり話したりすることが苦痛です。
また、直感型人間は物事を理論的に考えるのが苦手です。数学や理科を習得する際に直感を交えてしまって、理論的に考えることが苦痛なのです。
苦手科目を克服するには、頭を「理論的思考」と、「感覚的思考」を自由に切り替えられるようにしなくてはなりません。
一般的には、国語の成績はある程度いいでしょう。それは、思考に自在性というものがあるからです。
思考を切り替えるということは、片方の思考を抑えることでもあります。
それは今まで培ってきた価値観を捨てる作業に近いようです。今まで正しいと思っていたものが否定される。
それを執着だと気づいて捨てる事ができれば、自在性が生まれます。人間的に一皮むけた事になるでしょう。
成績を上げるということは、そういう事ではないでしょうか。
つまり「執着心を削ぎ落していく勇気を持つ」それが、苦手科目を克服する最大のカギです。
苦手ではなくやり方を知らないだけ
たとえば数学は苦手・・という場合、テストの点数が低くて成績が悪いから「苦手」と思っているのではないでしょうか?
たとえば英語が苦手・・という場合も、テストの点数が低くて成績が悪いから「苦手」と思っているのではないでしょうか?
とすれば、簡単です。単にテストの点を上げればいいからです。そのために、数学は基礎的な公式は必ず憶える。
英語は習った文法は必ず暗記する。それだけでも点数は上がります。
まずは、基本的な公式や文法を丸暗記してみてください。それをしないうちに「苦手」というのは、まだ早いのではないでしょうか?
やってみて、その教科をある程度理解して、そして初めて、ああ・・・自分は理論的思考の方が向いているのかもしれない。
又は、感覚的思考に向いている人間かもしれない。と言うことになるのではないでしょうか。
数学の点数が低いのは、やっぱり自分は感覚的な英語の方が向いているタイプだからだ。とか、英語が苦手なのは、理論的思考のタイプだからだ。
と、それを言い訳にしない事です。
どんな教科にもそれを理解しやすいやり方があって、そのやり方をマスターすれば苦手科目が得意科目に変わる事も、充分に可能なのです。
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